だいたいこんな話
怒った男が自分の馬を「熊の餌食」と呼ぶ。
すると熊が来て、馬を食うと脅す。
キツネがそれを助け、かわりにガチョウを要求する。
男はガチョウの代わりに犬を袋に入れて戻ってくる。
犬はキツネを巣穴まで追いかける。
キツネは巣穴で自分の足と目と耳としっぽに、自分のことをどうやって助けてくれたかたずねる。
助けなかったことを認めたしっぽに罰として、巣穴の外にしっぽを突き出す。
しっぽは犬に襲われる。
すると熊が来て、馬を食うと脅す。
キツネがそれを助け、かわりにガチョウを要求する。
男はガチョウの代わりに犬を袋に入れて戻ってくる。
犬はキツネを巣穴まで追いかける。
キツネは巣穴で自分の足と目と耳としっぽに、自分のことをどうやって助けてくれたかたずねる。
助けなかったことを認めたしっぽに罰として、巣穴の外にしっぽを突き出す。
しっぽは犬に襲われる。
目次
【キツネとキツネの身体部分】の話型をマンガで見る
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1:男が怒って自分の馬を「熊の餌食」と呼ぶ。すると熊が来て、馬を食うと脅す。
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2:キツネが、報酬にガチョウをくれるなら助けてやるという。キツネは森に入って犬の吠え声を真似する。すると熊はおびえ、殺される。
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3:男はガチョウを取りに行くふりをして、袋に犬を入れて戻ってくる。犬はキツネを巣穴まで追いかける。
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4:キツネは巣穴で、自分の足と目と耳としっぽにたずねる。「逃げるときにどうやって自分を助けてくれたか」と。
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5:助けなかったことを認めたしっぽを、キツネは巣穴の外に突き出す。しっぽは犬に襲われる。
一部の類話では
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1:野ウサギが自分の身体の部分に、逃げるときに助けたかどうかたずねる。
データ
話型カテゴリ | 動物昔話>野獣と人間 |
話型No. | 154 |
話型タイトル | キツネとキツネの身体部分 |
一般的なタイトル | |
文献資料など | ペトルス・アルフォンシ(Petrus Alfonsus)の『知恵の教え(Disciplina clericalis) 』、『狐物語(Roman de Renart)』 |
日本に類話は? | ある |
登場者のバリエーション
アイテムなどのバリエーション
ほかの話型との組み合わせ
特に、1、5、6、20、20A、34、155、223、1030
※日本に類話のある話型を中心にサイトを構成しているので、記事のない話型があります
参考文献(出典)
国際昔話話型カタログ 分類と文献目録
ハンス=イェルク・ウター 著
加藤耕義 訳
小澤俊夫 日本語版監修
小澤昔ばなし研究所