だいたいこんな話
姫が金のまりを泉に落とし、カエルが拾ってきて返す。
カエルは姫に、姫の皿から食べさせ、姫のコップから飲ませ、姫のベッドで眠ってよいと約束させる。
そして約束を果たしてもらいにやってくる。
王は姫に、約束を守るようにと強いる。
姫が怒ってカエルを壁に投げつけると、カエルは美しい王子になる。
カエルは姫に、姫の皿から食べさせ、姫のコップから飲ませ、姫のベッドで眠ってよいと約束させる。
そして約束を果たしてもらいにやってくる。
王は姫に、約束を守るようにと強いる。
姫が怒ってカエルを壁に投げつけると、カエルは美しい王子になる。
目次
【カエルの王様, または鉄のハインリヒ】の話型をマンガで見る
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1:若い姫が、金のまりを泉に落としてしまう。カエルがあらわれて、姫の皿から食べさせ、姫のコップから飲ませ、姫のベッドで眠ってよいと約束してくれるなら金のまりを取ってくるという。
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2:姫が約束すると、カエルが金のまりをとってきて姫に返す。
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3:カエルが約束を果たしてもらいに姫のところへやってくる。姫が拒むと、王は約束を守るように強いる。
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4:姫が怒ってカエルを壁に投げつけると、カエルは美しい王子になる。
一部の類話では
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1:カエルが金のまりをとってきて姫に返す(カエルは別の困難から姫を助ける)。
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2:カエルはキスによって、結婚によって、首を切られることによって、などで、魔法を解かれる。
グリムの版では次のように続く:
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1:王子には忠実な召し使いのハインリヒがいる。王子が魔法にかけられたとき、ハインリヒの心臓が張り裂けないように鉄の帯が巻かれた。しかし、王子が姫を馬車で家に連れていくときに、ハインリヒの鉄の帯が喜びではじける。
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2:花嫁が自分の心臓に鉄の帯を巻く。それは苦しみによってはじける。魔法が解けたあと2人は試練をされることもある。姫は夫を探して世界中を旅し、夫は姫が自分の本当の花嫁だとわからなくてはならない。
バリエーション
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1:説明文
参照:話型 313、425A
データ
話型カテゴリ | 魔法昔話>超自然の、または魔法にかけられた妻(夫)またはその他の親族>夫 |
話型No. | 440 |
話型タイトル | カエルの王様, または鉄のハインリヒ |
一般的なタイトル | |
文献資料など | 19世紀初頭にこの形で初めて出版されている。 |
日本に類話は? | ある |
登場者のバリエーション
アイテムなどのバリエーション
ほかの話型との組み合わせ
425、433B
※日本に類話のある話型を中心にサイトを構成しているので、記事のない話型があります
参考文献(出典)
国際昔話話型カタログ 分類と文献目録
ハンス=イェルク・ウター 著
加藤耕義 訳
小澤俊夫 日本語版監修
小澤昔ばなし研究所