だいたいこんな話
二人の男が言い争い、負けたものは持ち物を奪われて目をつぶされる。
盲目の男は木の上で夜を過ごし、そこで鳥たちの秘密を立ち聞きする。
この知識を使って、男は自分の視力を回復し、姫の病気を治し、干ばつを終わらせる。
男は報酬を手に入れる。
言い争いに勝った男は、自分も同じ富を手に入れようと思い、同じ木のところに行く。
すると鳥たちは、秘密を漏らしたのがこの男だと思って、彼をばらばらに引き裂く。
盲目の男は木の上で夜を過ごし、そこで鳥たちの秘密を立ち聞きする。
この知識を使って、男は自分の視力を回復し、姫の病気を治し、干ばつを終わらせる。
男は報酬を手に入れる。
言い争いに勝った男は、自分も同じ富を手に入れようと思い、同じ木のところに行く。
すると鳥たちは、秘密を漏らしたのがこの男だと思って、彼をばらばらに引き裂く。
目次
【2人の旅人】の話型をマンガで見る
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1:2人の男(旅人、兄弟、仕立屋と靴職人)が、真実と嘘(正義と不正、彼らの宗教)ではどちらがより力があるかについて言い争う。(賭けをする)
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2:彼らは、出会った動物たちや人々に判定を下すように頼む。
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3:負けた者(真実が強いと言った者)は持ち物を奪われ、目をつぶされる。
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4:盲目の男は木の上で(下で)夜を過ごし、そこで鳥たち(他の動物たち、悪魔たち、鬼たち、魔女たち)の秘密を立ち聞きする。
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5:この知識を使って、男は自分の視力を回復し、(姫の、王の)病気を治し、干ばつを終わらせる、などをやってのける。男は報酬を手に入れる(姫と結婚する)。
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6:男の旅の道連れは、同じ富を手に入れようと思い、男のまねをする。男は(時として自分も盲目となり)同じ木のところに行く。
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7:しかし鳥たち(悪魔たち)は、自分たちの秘密を漏らしたのがこの男だと思い、この男をばらばらに引き裂く。
バリエーション
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1:目をつぶされる。(邪悪な男は、飢えている道連れが目をくり抜かせなければパンを分けてやらない)
データ
話型カテゴリ | 魔法昔話>魔法の品 |
話型No. | 613 |
話型タイトル | 2人の旅人 |
一般的なタイトル | |
文献資料など | |
日本に類話は? | ある |
登場者のバリエーション
アイテムなどのバリエーション
ほかの話型との組み合わせ
特に、300、326、531、554、812、954、1535、1641
※日本に類話のある話型を中心にサイトを構成しているので、記事のない話型があります
参考文献(出典)
国際昔話話型カタログ 分類と文献目録
ハンス=イェルク・ウター 著
加藤耕義 訳
小澤俊夫 日本語版監修
小澤昔ばなし研究所