だいたいこんな話
3人の男たちが宝を見つけ、分け前を増やすために1人を殺す。
しかし殺された男がパンに毒を仕込んでおいたので、残っていた2人も死ぬ。
しかし殺された男がパンに毒を仕込んでおいたので、残っていた2人も死ぬ。
目次
【宝を見つけた者たちが殺し合う】の話型をマンガで見る
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1:3人の男たちが宝を見つける。
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2:1人が町に食べ物を取りに行く。すると残った2人が、分け前を増やすために「あいつを殺そう」と相談する。
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3:そして2人は、戻ってきた男を殺す。
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4:ところが2人は、殺した男が町から取ってきたパンを食べて死ぬ。パンには毒が仕込んであったのだ。
一部の類話では
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1:キリストが弟子たちと旅をしている。そして宝を見つけるが、キリストは手を触れずに行くように命じる。
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2:弟子たちの2人が宝のところにこっそり戻ってきて、宝を奪うために殺し合う。
一部の類話では
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1:2人の男が宝を見つけて殺し合う。
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2:2人が死んでいるのを見つけたキリストは、弟子たちに、手を触れずに行くように命じた理由はこれだと説明する。
データ
話型カテゴリ | 宗教的昔話>神が褒美と罰を与える |
話型No. | 763 |
話型タイトル | 宝を見つけた者たちが殺し合う |
一般的なタイトル | |
文献資料など | インド起源『ジャータカ(Jātaka)』(No.48)、『三蔵(Tripitaka)』(No.115)。ヨーロッパの版は、チョーサーの「免罪符売りの話(Pardoner’s Tale)」と『フランタの規約(Frantova práva)』(No.6) |
日本に類話は? | ある |
登場者のバリエーション
3人(2人、それ以上)
男たち(狩人たち、友人たち、兄弟たち)
アイテムなどのバリエーション
宝を見つける(奪う)
男を殺す(刺し殺す、溺死させる)
パン(ワイン)
ほかの話型との組み合わせ
参考文献(出典)
国際昔話話型カタログ 分類と文献目録
ハンス=イェルク・ウター 著
加藤耕義 訳
小澤俊夫 日本語版監修
小澤昔ばなし研究所