だいたいこんな話
ある子ども(オイディプス)への予言が、彼が自分の父親を殺し、自分の母親と結婚すると告げる。
この運命を避けるために子どもは捨てられる。
しかし成長した少年は父を父と知らずに殺し、母を母と知らずに結婚する。
この運命を避けるために子どもは捨てられる。
しかし成長した少年は父を父と知らずに殺し、母を母と知らずに結婚する。
目次
【オイディプス】の話型をマンガで見る
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1:ある子ども(オイディプス)への予言が、「彼が自分の父親を殺し、自分の母親と結婚する」と告げる。この運命を避けるためにオイディプスは捨てられる。
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2:子どもは羊飼いたちに拾われて育てられる。(見知らぬ王の宮殿で成長する)
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3:少年は(庭師として雇われていた)自分の父親を父親と知らずに殺す。
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4:王の助言にもとづいて、少年は死んだ男の妻と結婚する。のちに妻が自分の母親だと知る。
参照:話型 931A
データ
話型カテゴリ | 現実的説話(ノヴェラ)>運命の説話 |
話型No. | 931 |
話型タイトル | オイディプス |
一般的なタイトル | |
文献資料など | ホメーロス(Homer)の『オデュッセイア(Odyssey)』、ソフォクレス(Sophocles)の『オイディプス王(Oedipus Rex)』 |
日本に類話は? | ある |
登場者のバリエーション
アイテムなどのバリエーション
ほかの話型との組み合わせ
※話型931に説話を分類する第1の基準は、オイディプス固有の行為ではなく、運命から免れることができないことや、運命が実現することだということに留意する必要がある。
参考文献(出典)
国際昔話話型カタログ 分類と文献目録
ハンス=イェルク・ウター 著
加藤耕義 訳
小澤俊夫 日本語版監修
小澤昔ばなし研究所