だいたいこんな話
2つの型がある。
1:おじと甥が雄牛を盗んで焼く。
甥は肉をすべて自分のものにしたいと思う。
甥は茂みに隠れて、自分が叩かれているように牛の皮を叩き、雄牛を盗んだのは自分ではなくおじだと泣き叫ぶ。
おじは、甥が捕まったと思い、逃げる。
2:少年が、銀の杯を井戸に落としたので取ってきてほしいと、通りがかりの泥棒に頼む。
泥棒は服を脱いで井戸におりるが何も見つからない。
泥棒が登ってくると、服が盗まれている。
1:おじと甥が雄牛を盗んで焼く。
甥は肉をすべて自分のものにしたいと思う。
甥は茂みに隠れて、自分が叩かれているように牛の皮を叩き、雄牛を盗んだのは自分ではなくおじだと泣き叫ぶ。
おじは、甥が捕まったと思い、逃げる。
2:少年が、銀の杯を井戸に落としたので取ってきてほしいと、通りがかりの泥棒に頼む。
泥棒は服を脱いで井戸におりるが何も見つからない。
泥棒が登ってくると、服が盗まれている。
目次
【獲物をだまし取られた泥棒たち】の話型をマンガで見る
2つの型がある。1:
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1:おじと甥(祖父と孫息子、泥棒の一味)が雄牛(羊)を盗んで焼く。
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2:甥(泥棒の見習い)は肉を全部自分のものにしたいと思う。彼は雄牛の皮を水場に持っていき、茂みに隠れ、自分が叩かれているように牛の皮を叩く。そして、雄牛を盗んだのは自分ではなくおじだと泣き叫ぶ。
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3:おじは、甥が捕まったと思い、逃げる。
2:
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4:少年(女)が、銀の杯(バケツ、など)を井戸(川)に落としたので取ってきてほしいと、通りがかりの泥棒(兵隊)に頼む。
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5:泥棒は服を脱いで、井戸におりるが何も見つからない。泥棒が登って戻ると、服が盗まれている。
一部の類話では
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1:一部の類話では、泥棒たちは雄牛(羊)のしっぽ(頭)を切り落とし、別の雄牛がもう1頭を食べたように見えるように、そのしっぽを牛の口(尻)に突っ込む。
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2:または、泥棒たちは切り取った部分を沼地に置く。飼い主が溺れた牛を引き出そうと泳いでいくと、泥棒たちは飼い主の服を盗む。
参照:話型 1525D、1525E、1653、1654、1875、1004
データ
話型カテゴリ | 笑話と小話>男に関する笑話>賢い男 |
話型No. | 1525J |
話型タイトル | 獲物をだまし取られた泥棒たち |
一般的なタイトル | |
文献資料など | |
日本に類話は? | ある |
登場者のバリエーション
アイテムなどのバリエーション
ほかの話型との組み合わせ
1535、1740
※日本に類話のある話型を中心にサイトを構成しているので、記事のない話型があります
参考文献(出典)
国際昔話話型カタログ 分類と文献目録
ハンス=イェルク・ウター 著
加藤耕義 訳
小澤俊夫 日本語版監修
小澤昔ばなし研究所